2016年05月29日

ゴーヤへの大きな期待値を知って

 大きな期待を込めてゴーヤの苗を植えました。夏の日差しを遮るため、濃い葉影をつくるゴーヤのグリーンカーテンは、今やあちこちで見られる夏の風物詩。高温の夏のクールダウンと省エネのための備えであり、エコライフの象徴にもなっています。それに、ニガウリとも呼ばれる苦味の強い青い実は、ビタミンCやたんぱく質が豊富で夏バテに効くため、多目的で魅力的でもあります。初めは敬遠していた苦みであるのに、いつの間にか、沖縄料理のゴーヤチャンプルは、家庭の定番メニューにとなっているようです。この苦みゆえに大好物という人も多いから不思議です。ところで、青い未熟な実は野菜ですが、完熟して黄変しふくらんだ実の中の種の周りのジェリー状のものが甘味だということを今日までしりませんでした。それもそのはずです。青い実を好むからです。でも、小鳥たちは、この甘さになる時期をじっと待ってゴーヤを食べて、糞の中の種を運んで、生態系の循環に寄与することになるのです。さて今夏は、この苗からの実が完熟した味に挑戦してみたいと思っています。



Posted by 滋賀サイエンスカフェ at 01:01