2015年06月20日

めざす長寿社会の環境で、どう自己実現する?

2015年の滋賀環境カウンセラー協会総会で、元滋賀県知事国松善次氏による「100歳人生を考える」という講演を聞いた。日本の人口構成における高齢者率が26%を超え、この長寿社会は、異常ともいえる超高齢社会に向かっているそうだ。たとえば、100歳以上の人口は、1963年に153人だったのが、2014年には約5万9千人に急増し、その約9割が女性。このデータに、まず驚いた。また、65歳からの老後の人生の長さがかつての3倍になっており、退職ゴールからのもう1周をどう生きるかを公私ともに考える時代になっているという。話の中では、これまで健康福祉対策に尽力された国松氏ご自身の体験、マラソン開眼のエピソードなど、筋肉を鍛え健康を保ち、生きがいから気力を維持できる健康づくり戦略を聞かせていただいた。さらに、人生の大きな山をどう登るかの青年教育と同様に、老後にあたる下山の教育が必要と主張され、社会奉仕も大切にし、心も体も脳も鍛えるための教育をする100歳大学の案にふれ、この過程を義務教育化すればよいと説かれた。この提案を聞き、日本の社会を変えてきた団塊の世代は、これからも長寿社会のステークホルダーとして「異常な超高齢社会」を生きる手本となる覚悟と勉強の使命が明示されているのかもしれないと感じた。
 男女で大きな差のある平均寿命を等しくするにはどうしたらよいのか。日本ではすでに長寿、少子化、人口減少の3つが同時に進行し多くの問題が生じており、なす術のない高齢者ではいけないらしい。最大の環境問題は、人口減少と言われており、いろいろな意味で多くの教示をいただいたお話であった。



Posted by 滋賀サイエンスカフェ at 19:16